「スリープウォーカー」ジョセフ・ノックス著 池田真紀子訳

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 マンチェスター市警の警官エイダンと相棒のサティは、病院のベッドに拘束されたウィックを監視する。彼は、十数年前に起きた5人家族惨殺事件の犯人で、服役中だったが、末期がんと診断され、病院に搬送されたのだ。エイダンらの任務は、余命数日のウィックからまだ見つからない被害者の遺体の場所を聞き出すことだった。

 ある夜、エイダンは病床のウィックの写真が掲載された新聞を見つける。彼の入院は極秘で、病室の出入りは厳重に管理されている。だが、エイダンが目を離した隙に警備の警官が襲撃され、ウィックの病室が炎に包まれる。死の間際、ウィックはエイダンに事件の犯人は自分ではないと訴える。

 訳あり警官エイダンを主人公にした人気警察ノワールシリーズ第3弾。

(新潮社 1155円)

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