「IT弁護士さん、YouTubeの法律と規約について教えてください」河瀬季著
他人が写りこんだ動画を無断でアップロードする場合、刑事上の責任はないが、肖像権を侵害することになる。そのため、民法第709条に基づく不法行為として損害賠償金を請求されたり、差し止め請求を受ける可能性がある。その場合は対象となる動画を公表することができなくなったり、動画の削除を求められる場合もあるので、モザイク処理をするとよい。
レストランで撮影するときも、人物が特定できるような状態で他の客が写りこんでいないか要注意。料理も著作物に相当するような料理や、見た目を秘密にしているような料理は撮影NGと考える。建築や、ゲーム内で使われる音楽にも著作権があることも。
他にプライバシー侵害に遭った時の対処法など、YouTuber必読の一冊。
(祥伝社 1650円)