「民族から解き明かす世界史」関眞興著

公開日: 更新日:

 人類は今、この地球上に200ほどの国民国家をつくり、民族の数はさらに多い。現在の状況にいたるまで、人類は移動や同化、混血を繰り返してきた。本書は、そんな民族に焦点を当て、記録が残る5000年の世界史を俯瞰したテキスト。

 新王国時代のエジプトやヒッタイトが強勢を誇った古代オリエント世界では、前1200年ごろに「海の民」といわれる民族が地域を荒らしまわり、アナトリア高原やシリア・パレスチナなどは荒廃、ヒッタイトは滅亡に追い込まれる。海の民とは誰だったのか、そしてなぜ彼らが集団になって各地を荒らしまわったのかを解説。

 以降、古代から近現代まで各民族の歴史から現代の課題を浮かび上がらせた現在の世界を理解するための参考書。 (PHP研究所 924円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    一部ファンが現実逃避? 中居正広“別人疑惑”再燃…「本人すでに死亡」と考える人々が現れる

  2. 2

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  3. 3

    フジテレビ社員たちの怒声と悲鳴…港浩一社長“自滅会見”で窮地、大手企業CM差し止め要求相次ぎ現場はパニック

  4. 4

    中居正広は松本人志の合コンに、2003年の時点で行っていた? 気になる千原ジュニアの証言

  5. 5

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  1. 6

    兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、ついに3人目の犠牲者…斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ

  2. 7

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 8

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  4. 9

    「北朝鮮みたい」…フジテレビの会見を伝える各局のニュースが“静止画”で視聴者ドン引き

  5. 10

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言