「『市民活動家』は気恥ずかしい」小竹雅子著
「『市民活動家』は気恥ずかしい」小竹雅子著
著者は夫の兄が「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の発案者だったことから「連絡先」を引き受けることになった。会報発行や電話相談などを担当したが、激務で幻聴・幻覚に悩まされて辞めることに。その後、自治労事業本部で電話相談室を設けることになったときに「介護相談」の準備に関わり、介護保険法成立後、電話相談「介護問題ホットライン」を開設した。
介護保険制度では、医療を充実させると介護報酬が医療機関に支払われることになる。そのぶん福祉系の在宅サービスが減らされるということになり、それが繰り返されてきたのだ。
市民活動家が、日本社会の福祉や介護の現状について考える。
(現代書館 1980円)