神田古本まつり 靖国通りが“本の回廊に”

公開日: 更新日:

 10月25日、東京・神保町で「第64回東京名物神田古本まつり」が開幕(11月4日17時まで開催)。読書の秋にぴったりの同イベントに本紙記者も参戦してみた!

 イベント3日目の27日、午後2時ごろ。都営地下鉄「神保町駅」の交差点方面から地上に上がると人でごった返し。交差点を中心に東西に走る靖国通り沿いには、約130店舗に及ぶ「神保町古書店街」の店々が屋台さながら青空市を広げており、まさにお祭り騒ぎ。浮世絵の専門書を求めて観光客とおぼしき外国人までもが集い、多種多様なジャンルの本が揃う神保町ならではの雰囲気はここでしか味わえない。

 約500メートルの「本の回廊」を歩き終えるだけでも1時間強。森鴎外の全集があると思えば、その下には、古いマッチ箱が無数にコレクションされたファイルがあり、紙にまつわるものなら何でもあるのではないかと思えてくる。主催者によると本の総数は100万冊。そのなかから、独断と偏見で“目玉商品”をご紹介。ぜひ、その足で見つけに出かけて欲しい。

超大作が半額以下!

 戦争×文学(全20巻+別巻1)
 浅田次郎ほか編
 集英社 売値4万円

「集英社の85周年企画で刊行された超大作です。この売値はイベントのなかでは高い方ですが、全巻定価で揃えたら8万3160円ですので、半額以下の特売価格です! 重すぎるので、もちろん配送もございます」 (古本屋しろくま堂店主)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言