自宅の空き巣被害でわかった “独身貴族”志村けんの私生活
―2004年12月―
人気コメディアン、志村けんの自宅が空き巣被害に遭ったのは2004年12月のことだ。
12月7日、夜7時20分ごろ、東京・三鷹にある志村の自宅で警報装置が作動した。通報を受けた警備会社が志村宅に急行したが、年末の道路工事渋滞に引っかかり、現場に到着したのは30分後。犯人はすでにひと仕事終えた後だった。
志村宅は1階和室の窓ガラスが割られていて、家の中は足の踏み場がない荒らされよう。盗まれたのは現金40万円の他に親友からもらったブルガリをはじめ、ティファニーの高級時計、レア物のスウォッチ、指輪やネックレスの貴金属など総計20点。被害総額は1500万円に上った。
同日夜10時過ぎ、兄からの電話で空き巣被害を知った志村はすぐに帰宅し、自宅の惨状を確認した。翌日の記者会見で志村は「もう、引き出しという引き出しは全部出てました。表にダーッと」と現場の様子を語った。
犯人に対しては「いい加減にしろ! ちゃんと仕事をしてお金を稼いでください、と言いたい」と怒りをぶちまけた。「私はだいじょうぶだぁ~」とおなじみのギャグで気丈に会見を締めくくった志村だが、目は笑っておらず、ショックの大きさがうかがわれた。