オートバイと衝突事故を起こした大竹まことの復帰
<1996年8月>
年明けに起きたフリーアナウンサー、千野志麻(35)の運転中の人身死亡事故。芸能界では同様の事故がこれまでにもいくつかある。
タレントでラジオパーソナリティーとして活躍中の大竹まこと(63)の場合は、96年8月。オートバイとの衝突事故の当事者となり、運転手が死亡した。
8日午前2時過ぎ、東京・杉並の環状8号線の交差点を通行中のメルセデス・ベンツに、右側から走ってきた400C.C.のオートバイがごう音とともに衝突。乗っていたフリーターの男性と後部座席の女性(ともに20歳)が衝撃で路上に投げ出された。ベンツの運転者は大竹。すぐに車を止め、救急車を呼び、倒れている2人に駆け寄った。大竹は2人を「頑張れ、頑張れ」と救急車が来るまで励まし続けた。
男性は病院に運ばれて治療を受けたが、そのかいなく急性硬膜下血腫で死亡。女性も全身打撲と足の骨を折る重傷という最悪の結果になった。
この時点で、大竹は7本のレギュラー番組を全て降板。自宅で謹慎するが、毒舌が売りで憎まれ役を演じていただけにバッシングされる。業務上過失致死、過失傷害容疑で書類送検されるとの報道もあった。