過去2作は大コケ 海老蔵「利休にたずねよ」は大丈夫なのか

公開日: 更新日:

 三度目の正直――。主演映画「利休にたずねよ」(東映)が先週末の7日、封切られた歌舞伎役者の市川海老蔵(36)。「出口のない海」(06年)、「一命」(11年)に続く主演3作目だが、前評判もむなしく、大コケに終わった2作とは打って変わって、「俳優・市川海老蔵」の代表作になるのではともっぱらだ。

「オープニングの週末2日間の興行収入は8690万円。ヒットの目安となる1億円には届かず、物足りない出だしでしたが、時代劇なので観客はシニア層が多く、休日より平日の方が高い稼働率が見込める。実際、週明けの数日間は期待できる動きを見せています」(興行関係者)

 茶人・千利休の一生を描いた作品。直木賞を受賞した同名小説の映画化だし、今年2月に他界した父・団十郎との最初で最後の親子共演作でもある。日本での公開に先駆け、モントリオール世界映画祭では「最優秀芸術貢献賞」を受賞し、裏千家バックアップのもと、5000万円は下らない本物の茶器が惜しげもなく登場するといった具合に、話題性も十二分。

■「歌舞伎も茶道も通ずるところが」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」