小島よしおが「僕にとって“海猿”」と感謝する先輩芸人は…
芸人としての在り方についての相談もした。
「トークがうまくできないって相談したら、『俺は前説をたくさんやって、鍛えられた』って体験を話してくれた。なるほどと思って、僕もすぐにマネジャーに頼んで、前説をたくさん入れてもらえるようにしたりした。品川さんの背中を見て育ったといってもいいかも」
小説を書き、映画を撮りと、何にでも積極的に取り組む品川を尊敬している。
「品川さんの隣にいると、俺も何か頑張らなくては! って思えるんです。それで、ポールダンスや自転車を始めたり、漢字検定やさかな検定、ダイエット検定などいろんな資格を取ったんです」
そんな姿を見た先輩芸人に「おまえ、小さい品川みたいやな」って言われたこともあるという。だが、品川に子供が誕生してからは頻繁には会えなくなってしまった。
「一昨年、久しぶりに会った時に、僕もちょっと下降気味だったんです。で、品川さんに“最近何してる?”って聞かれて、“あまり、してないです”って答えたら、“昔と何も変わってないじゃん!”ってすごく怒られた。で気を引き締め直して、英会話と筋トレやり始めたんです」
それが、1年後に結実。
「英会話は正月に行ったロス一人旅につながって、筋トレは『黄金伝説』につながりました」
一度ならず、二度、三度。品川には頭が上がらないわけだ。