「全身がん」も悲愴感なし 樹木希林の達観に秘めた“女優魂”
「樹木さんがあまりにもひょうひょうとしているので、『本当にがんだったの?』なんて失礼なことを言うスタッフもいます。樹木さんはつかみどころがないように見えますが、繊細ゆえに、他人に気を使われるのを好まないようです。気を使われるのが逆にストレスになるんだとか。だから、あえて明るく振る舞っているのかもしれません。“女優魂”のなせる業なんじゃないですか」(在京キー局関係者)
樹木はかつて「畳の上で死ねたら上出来」なんてサバサバとした表情で語っていた。達観しているのが演技だとしたら、一流の女優としか言いようがない。