「よめきんトリオ」KINYAさんは今もオカマショーで健在
「ここには13年前から出演させていただいてるの。社員さんは60歳で定年退職しちゃうけど、ワタシには定年がないでしょ。だから、いつの間にか最高齢よ。いくつかって? や~ねぇ、レディーにトシを聞くもんじゃないの」
ショーの合間に「エサ」と称し、ビールの中ジョッキをグイグイ。
「時には10杯ぐらいいっちゃう。酔っぱらうなんてぜ~んぜん。そこがスーパーオカマのスーパーオカマたるゆえんよ」
さて、沖縄生まれで大阪育ちのKINYAさんは、西野バレエ団にスカウトされたのをきっかけに高校を中退。金井克子の付き人を経て、由美かおるのバックダンサーになった。
「その頃からアッケラカンとしたオカマキャラだったの。それが安心だったんでしょうね。奈美悦子や原田糸子なんかの相談によく乗ってあげたわ」
20歳すぎに上京し、24歳で新宿2丁目にオカマバー「他人の関係」をオープン。
「カウンターだけのちっちゃなお店だったけど、大繁盛だった。当時のTBSの人気番組『ザ・ベストテン』に出てた売れっ子アイドルも店の外で待たせたもんね」