ラッキィ池田が大切に保存する関根勤との「下着2ショット」
こうして結成されたのが劇団「カンコンキンシアター」。劇団名は座長の“関根勤”を音読みしたもので、89年6月3日に浅草・常盤座で旗揚げ公演を行った。
さて、ラッキィさんの秘蔵写真は、カンコンキンシアターの初期の頃。関根さんが30代後半、6つ年下のラッキィさんは30代前半だった。
「この写真、実は貴重なんですよね。ボクたちが衣装を着てる写真はいくらでもあると思うんですけど、こんなふうにアンダーウエア姿っていうのは非常に珍しい。誰が撮ってくれたかは思い出せませんが…。
写真を見ていると、いろんなことを思い出しますねぇ。特に、劇団員が初めて集まったときの関根さんの第一声、これが<稽古の最中に出前が来たら、稽古を中断してすぐ食べよう!>だったんです。なんでも関根さんが若い頃、稽古が一段落するまで出前を食べさせてもらえなかったことがあったらしいんです。
関根さんの考え方は、<温かい料理を食べてほしいから、出前もわざわざバイクとか使って、急いで届けてくれるわけじゃない。それをさ~、なんで冷たくなってから食べなきゃならないんだよ>なんです。これは出前の話に限らず、すべての行動において“いま何が一番大事なのか”を徹底してる。凄いことだと思います、ホント」
年に1回開催されるカンコンキンシアターは、この夏が第28回公演。第1回からの出演者は、ラッキィさんひとりになってしまったという。