酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名
血流が弱くなることで血栓ができて、脳卒中や心筋梗塞が起こる可能性があるという。
アルコール性心筋症は、何といっても禁酒が最大の治療法。お酒をやめると、劇的に良くなるという。
では、突発性大腿骨頭壊死症とは何か?
「股関節と膝関節の間の太い骨(大腿骨)の球状の関節面を大腿骨頭と呼びます。軟骨に覆われている大腿骨頭はただでさえ血管が少なく、血流障害を起こすと、骨の壊死が始まる。その結果、体重を支えられなくなり、大腿骨の一部が陥没変形するのです。そのことで痛みが走ります」(林院長)
大酒飲みの人で股関節が痛い、という人はこの病気の可能性があるというわけだ。
「日本では年間2000人が発症する、難病指定の病気です。初期では杖を使ったり、局所の安静等で治まることが多いのですが、ひどい場合は人工関節に替える手術が必要になります」(林院長)
百薬の長といわれるが、酒はその量によって健康被害をもたらす。肝に銘じよう。