安田大サーカス・団長安田がハマる自転車の魅力とは?
最初はよく迷子になった。そのうち、東京タワーを目印にしたら位置が掴めるようになり、慣れてきてからは仕事現場にも乗っていくようになりました。
こうなると、普段着で乗るという感じにはならない。サイクルウエアにヘルメット、防塵を兼ねたサングラスと、格好も一人前です。
でも、日中、そんな格好で都内を走ってるのは書類を運ぶ自転車メッセンジャーぐらいです。だから、テレビ局とかスタジオに行って、入り口で守衛さんに「どこに止めたらいいですか?」って聞くと、芸人とは思わないみたいで、えらい素っ気ない。いつもなら、「こんにちは」って挨拶を返してくれる愛想のいい守衛さんまで横柄だったり。「ああ、メッセンジャーってこんなふうに対応されてるんだ」って、社会勉強になりました。
その2年ぐらいあとかな。月刊専門誌「バイシクルクラブ」(エイ出版社)さんから連載の企画をいただきまして。それからですね、「自転車芸人」を意識するようになったのは。
今の所有台数? 全部で12台です。それぞれ特徴があって、カラーバリエーションも違う。