「5時に夢中!」名物P明かす マツコ起用と局内反発の舞台裏
東京ローカルでありながら夕方の人気番組にバケたTOKYO MXの「5時に夢中!」。10周年を迎えた同番組からブレークした看板タレントといえば、ご存じマツコ・デラックス(42)だ。もっとも、当初は会社の反発もすごかったという。マツコの才能を見抜き、起用した名物プロデューサー・大川貴史さんが振り返る――。
■最初は「あんなやつ降ろせ」と…
番組開始から間もなくゲストにドタキャンされて、「面白い人がいるよ」と初代司会の徳光正行さんに紹介され、翌日に急遽出てもらうことになったのがマツコさん。当時まったく無名だったマツコさんと楽屋で初めて面会しました。
僕は野球部育ちの体育会系なので、同性愛の人にまったく免疫がなかったけど、徳光さんとマツコさんの会話に参加したら、僕と同い年で同じ関東だから、子供のころに見たテレビが同じだったりと、話が盛り上がったんです。しかもマツコさんも野球が好きだった。
ゲストで出てもらったら抜群に面白く、見た目のインパクトもあって「本当に面白い!」と確信。だから僕が見いだしたわけではないんです。出会えたことは運がよかったし、ご縁があったと思います。その2カ月後にレギュラーをお願いすることになるのです。