志賀廣太郎、吉田鋼太郎…売れるおっさん俳優の黄金パターン
「三匹のおっさん」(テレビ東京系)は以前に当コラムで「アイドルが主役より、おっさんドラマがおもしろい」として触れた。新シリーズ「三匹のおっさん2 正義の味方、ふたたび!!」も好調だ。
注目すべきは志賀廣太郎(66)。メガネによれよれの服装の通称「ノリ」を演じている。往年の時代劇スター北大路欣也、大物ミュージシャン泉谷しげるとトリオを組むには知名度も見た目もイマイチだったが、前シリーズでプチブレーク。スターの2人より“リアリティーのあるおじさん”として欠かせない存在となっている。
最近は、脇役の“おじさん”俳優がブレークする傾向にある。志賀よりは若いが、「花子とアン」で途中に出演した吉田鋼太郎(56)は、その存在感と演技で人気上昇。ドラマ後半で新たに登場シーンを加えたほどだ。
ふたりのコータローの共通点は、ともにCMでもいい味出しているところ。
志賀はカップヌードルCMがきっかけで「あの壁ドンおじさんはだれだ?」と10~20代にも注目されるようになった。「あ、あのおじさんが志賀廣太郎か!」と気づいた中高年の視聴者も多かっただろう。