フジ土下座謝罪も…映画「海猿」復活計画にいまだ晴れぬ暗雲
実は、もうひとつ株主総会に向けたサプライズがあったという。それが映画「海猿」の復活プランだ。同シリーズは04年のシリーズ第1弾からの累計興収が240億円超。フジにとってはドル箱コンテンツだ。
ところが、原作者で漫画家の佐藤秀峰氏の事務所にフジテレビの報道スタッフがアポなしで取材に訪れたり、映画の関連本が佐藤氏の許諾を得ないまま出版されていたことに佐藤氏が激怒。2012年10月にツイッター上でフジに絶縁宣言し、続編製作が頓挫していたのだ。
それが先月27日にフジ側と佐藤氏との間で和解が成立。佐藤氏がフェイスブックに「例えば今後、フジテレビから『海猿』の続編製作の希望などをいただいた場合には、交渉を拒否することはございません」と記したことで一気に「海猿」復活ムードが漂った。
だが、和解を報じた一部メディアの“続編に前向き”という表現に佐藤氏が「元の文章を読んだのだとしたら、なぜ『続編に前向き』と書けるのか理解に苦しみます。僕は『交渉を拒否しない』と書いただけなのですが…。」とコメントしたから大変な騒ぎになっている。