元宝塚花組娘役トップの蘭乃はな “異例の残留”選んだ理由
そして見事に姉妹揃ってタカラジェンヌに。入団時の成績は48人中4番目。11年4月から“蘭蘭コンビ”として花組を牽引してきた男役トップの蘭寿とむが、ひと足先に退団する中、“異例の残留”という道を進み、演目「エリザベート」に挑んだ。
「娘役のひとつの美意識として相手役さんに添い遂げるというものがあり、一緒に退団するケースは多くあります。もちろん、私の中にも添い遂げる美意識はありましたが、話をいただいた『エリザベート』をやらずして辞めるのは一生後悔すると思ったんです。娘役としてエリザベートをやりたいか、やりたくないか。そう考えた時、奇麗ごとでしかない自分の美意識は捨てようって」
私生活ではサッカー、ドイツ代表のGK、マヌエル・ノイアー選手の大ファン。
「決して容姿で選んでいるわけではないんです。ノイアーのプレーに惚れているんです!」
年頃だけに結婚観について聞いてみると、「結婚相手は思いやりがあれば十分。容姿や年収は“二の次”です」。
決して“高根のはな”ではないようだ。
▽らんの・はな 1987年、東京都出身。14年退団後初の舞台、ミュージカル「エリザベート」(8月26日まで、帝劇)でもエリザベート役(ダブルキャスト)で出演中。