酒豪と語る宅麻伸さん 一緒に飲んで立てなくなった2人とは

公開日: 更新日:

 弘兼憲史原作の漫画「課長島耕作」のドラマ化(フジテレビ系)で主人公を演じて話題になる一方、2時間ドラマ「法医学教室の事件ファイル」シリーズ(テレビ朝日系)は23年間続くなど、数々のドラマで活躍中の宅麻伸さん(59)。今年は実年齢に近い仲間たちと昼ドラ「プラチナエイジ」(東海テレビ、フジ系)に挑戦、渋い魅力を存分に発揮した。飲む時もダンディーにキメているのかと思ったら……。

 19歳11カ月で岡山から上京。天知茂さん(故人)の事務所を紹介され、その後に「松浦竹夫演劇研究所」というところに通い始め、稽古後に同期の仲間と飲みにいったのが、酒に親しみ始めたきっかけでした。

 1978年に芦田伸介主演「新・七人の刑事」(TBS系)のオーディションに合格してデビュー。裏番組は何と、あの「太陽にほえろ!」(日本テレビ系)ってお化け番組でね。その「太陽─―」にゴリさん役で出演していた竜雷太さんが六本木でやっていた飲み屋さんがあり、そのお店が好きで、毎晩のようにひとりで飲みにいってました。

 ボクは人見知りでしゃべるのが苦手だから、竜さんに挨拶はさせていただいたものの、気軽に話したりはまったくできない。でも、「太陽──」の新人刑事役、山下(真司)さんも来ていて、竜さんは「新人は○○じゃなきゃダメだ」「台本はちゃんと読まなきゃ」「人の芝居を見て盗め」などと、多分、わざとボクにも聞こえるように言ってくれていたんですね。カウンターの端っこでひとりで飲みながら、竜さんの言葉で随分学ばせてもらいました。デビュー前の「松浦竹夫演劇研究所」の稽古にはマジメに通っていませんでしたから(笑い)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  4. 4

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  5. 5

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  1. 6

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  4. 9

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  5. 10

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード