元K-1佐竹雅昭が語る 格闘人生4度の“死の淵”と引退後
「どんなにいがみ合っていても、そこは人間同士、酒を酌み交わせば仲良くなります。空手界も、私も輪に入って2020年の東京オリンピックの競技種目に入るべく頑張っていますが、300近い流派が集まり、意見のぶつかり合いはしょっちゅうです。お坊さんも空手家もケンカするのは一緒。皆同じ人間ですね」
13年の参院選に自民党候補として出馬し、あえなく落選。マスコミに3年後の再挑戦を語っていたが、現在の意気込みを聞くとトーンダウン。
「来年は出るかわかりません。必ずしも自分が選ばれる必要はありませんし、チャレンジするには時期尚早だと思っています。格闘技もそうですが、政界でも海外の猛者と渡り合える絶対的なスターが少ないですね。そういうスターが現れてほしいです」
一方プライベートでは、サブカルチャー研究家として大量のフィギュアコレクションを所有。“怪獣王子”の異名を持つ佐竹さん、話し出すと止まらない。
「漫画は気に入ったタイトルが出たら大人買いします。ゲームも一時期、モンスターハンターを1時間睡眠で1日中プレイし続けて、カミさんに怒られました(笑い)。フィギュアコレクションの数は……日本国内で3本の指に入ります。価値がはね上がった分も考えると、(概算価値は)億を超えていると思いますね。いや本当に、日本のホビー製品は誇るべき文化です。現に中野のフィギュアショップに外国人がよく来て、超合金やソフビを買い占め、海外に多く流出しています。価値が認められているのに、日本人のほうがわかってないですよ」