吉本座長の辻本茂雄を抜擢 「あさが来た」NHKの思惑は?
64年、大阪生まれ。中学時代から全国レベルの自転車競技選手で、競輪選手を目指していたが、足に腫瘍が発見され挫折。吉本入りして漫才コンビとしてデビューするが、伸び悩んでコンビを解消、吉本新喜劇入りする。新喜劇入団後もしばらくは今田耕司、東野幸治らの陰で端役に甘んじていたが、次第に頭角を現し、99年からは座長を務める。持ちネタの「茂造じいさん」は鉄板の人気キャラで、イベントや営業先にも引っ張りだこだ。
「競輪選手を諦めお笑い入り。漫才で挫折して新喜劇。東京進出を狙っても大阪臭が強すぎるからと大阪に戻されるが、奮起して上方お笑い大賞受賞と、挫折をバネに成長してきた、まさに大阪人が好きなタイプ。今でこそ高視聴率ですが、番組スタート当初はNHK大阪の制作なのに関西の視聴率のほうが低かったこともあり、新喜劇の人気者を追加投入したという事情もあったのではないか」(芸能ライター)
NHKの「話題作り」に利用されて終わるか、それとも「ごちそうさん」のキムラ緑子、「花子とアン」の吉田鋼太郎のような“ブレーク脇役”に化けるか、注目だ。