藤澤清造の最期の地芝公園
「小説現代」での連載、そして取りまとめた単行本「東京者がたり」(講談社)でもトリを飾ったのは「芝公園」である。大正期の私小説作家・藤澤清造が狂凍死した場所。偏愛する作家ゆかりの地に生家ではなく、終焉の場所を選んだ。
「僕にとって他に替え難い存在である藤澤清造の最期の地は、東…
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