M─1で異彩「メイプル超合金」安藤なつに“大化け”の予感
安藤なつ(34)と聞いて、思い浮かぶ人もいるかもしれない。ピンでちょこちょこバラエティーに出ているが、去年の年末、「プレミアムドラマ ナンシー関のいた17年」(NHK-BSプレミアム)で、人気コラムニストの故・ナンシー関を演じ、主役を張った。
本人か? と思わせるほどで、「ナンシー関に激似!」と話題になり、当コラムでも取り上げた。その1年後には本業の芸人として「M-1」の決勝まで上り詰めた。「女芸人のマツコ候補」と言う人もいるらしいが、そこまで上り詰めるかは別にして、来年は“ヤバイ男女漫才”と、役者との2つの顔で活躍しそうだ。ナンシー関のような、リアリティーあるはまり役(「会社にも、近所にも、こういうデブ女いるよなぁ」と思わせるような)がきたら、主役格までいくかもしれない。
マツコより、南キャンのしずちゃんタイプとして笑いとドラマを両立させれば、大化けするかも?(売れても休業しないように)
(作家・松野大介)