自伝バカ売れ 火野正平が体現する“モテるオジサン”の極意
現在66歳の火野正平が“第2の青春”を迎えている。先月末に発売した著書「若くなるには、時間がかかる」(講談社刊)が好評で「共感殺到、たちまち重版」なのだとか。
きっかけになっているのは、言うまでもなくNHK-BSプレミアムで放送されていた「にっぽん縦断 こころ旅」。視聴者から寄せられた手紙をもとに、思い出の地を自転車で訪ねるだけの番組だが、これがなぜか受けている。魅力はどこにあるのか。
「一言で言えば“自然体”ですね。自転車をこいでいるときはニットキャップをかぶっているものの、お店に入るようなときにはキャップを脱いで、ハゲ頭を堂々とさらしている。さらに、世間でこれだけ“喫煙バッシング”が高まっているご時世にもかかわらず、“1日70本は吸う”というたばこを番組中もプカプカやって、喫煙派は快哉を叫んでいます」(テレビ関係者)
かつては数々の女優と浮名を流し、「歩く生殖器」呼ばわりされたこともあるが、それでも不思議とトラブルを起こしたことはなかった。その理由について火野とも交友のある芸能ジャーナリストの二田一比古氏は本紙で「ある女優と喫茶店で喧嘩になったことがあった。火野は突然、人目もはばからず泣き出した。これも自然体」と明かしていた。
モテるオジサンのキーワードはどうやら「自然体」にあるらしい。