「いつ恋」月9最低で加速 ドラマは夜10時台が“主戦場”に
■月9ブランドにこだわりすぎたフジテレビ
ちなみに、ソニー・コンピュータエンタテインメントが2月に発表した“録画率”によると、「いつ恋」はNHK大河の「真田丸」に次いで2位。評判自体は上々だったのだ。だったら、架純チャンの経歴に傷をつけた“戦犯”は誰なのか。
「フジテレビの編成上の作戦ミスでしょうね。娯楽の多様化から夜9時台のドラマの視聴層が中高年が主体になっていて、若者は10時以降に見る傾向が強くなっています。そのため各局とも9時台のドラマは“撤退”させているのが実情です。にもかかわらずフジは“月9”というブランドにこだわり、『月9イコール恋愛、脚本は坂元さん』で突っ走ってしまった。これが夜10時台に放送されていたら違う結果になったと思います」(前出の木村氏)
月9は王道恋愛でなければならないという自縄自縛。時代は変わったということに気づいていない、いや、気がつきたくないのはフジテレビだけのようだ。