本人公認モノマネ芸人 魅川憲一郎のギャラは全部衣装代に
最初はスナック営業。1日3軒とか、スナックの流しね。その後、お店でショーの前座に出たり、ブティックのオーナーさんが売り込んでくれて地元の番組に出るうちに「沖縄に美川憲一のソックリタレントがいる!」「東京から呼ばなくても派手なショーが見られる!」と噂が広がり、仕事が増えました。沖縄にソックリタレントは本当に少なかったから。でもギャラが入ると、すぐ派手な衣装を買っちゃうから、お金は残らない。そんな期間が10年続いたのよ。
■本人との初仕事で息の合った掛け合い
40代からレギュラー番組を持たせてもらえて、全国ネット番組に呼ばれたり。美川さんのロケ番組には「美川さんにドッキリを仕掛けたい。美川さんのモノマネタレントの中で、アナタに一番ビックリしそうだから」とスタッフに言われて(笑い)。
築地のロケでワタシが先回り。「美川さんが来たらニセモノ扱いしてください」とムチャぶりで。ワタシが「ロケ中だからアッチ行ってよ!」と言うと、美川さんが「おだまり!」とアドリブですぐノッてくれて。カメラが回ってない時には「アンタ、知ってるわよ。東京からワタシを呼ぶと経費がかかるから、アンタが沖縄でがんばってるんだってね~」と、ワタシを知っててくださって、うれしかった!