元アイドル岡村有希子さん 1字違いで味わった苦い思い出
「それから間もなくしてタモリさんのラジオ番組に出演した際、ワタシからお願いして『ユーリン』とつけていただきました。名前の有希子とあこがれだった松任谷由実さんが由来です」
南野陽子、長山洋子、倉沢淳美、いしのようこ、宮崎ますみ、田中久美など堀越の同級生にはアイドルがゴロゴロいたが、30年前に亡くなった岡田有希子もその1人。わずか1字違いの芸名から、よく混同された。
「仲も良かったんですよ。ただ、キャンペーンやミニライブの会場に岡田さんのファンが間違えてやって来て、“違~う!”って叫ばれた時は、正直、悲しかったですね。でも、1字違いのおかげで覚えて下さってる方も多く、今では感謝してます」
4枚目のレコード「水曜日のリセエンヌ」を出す直前、ユピテルが倒産。コロムビアに移籍した。
「芸名を本名の岡村佳枝に変え、85年には横浜ドリームランドのイメージソングをリリースしました。その後、アニソンなどを歌ったりして、23歳で結婚、そのまま寿引退したんです」
91年に長女が生まれるも、結婚5年で離婚。30歳で再婚し、高2の息子がいる。