発起人が語る「日プロ大賞」の独自性と授賞式の見どころ
もう一つの見どころは受賞者への花束プレゼンター。受賞者の作品に出演した前田敦子(主演男優賞・染谷)、小松菜奈(作品賞)、柳英里紗、朝倉ことみ(主演男優賞・川瀬)、リリー・フランキー、森優作(監督賞)、祷キララ(新人監督賞・安川有果)らが登壇し、場内を盛り上げてくれた。
今回、驚いたのがマスコミの数だ。取材陣は総勢で50媒体近く、テレビカメラは8台。豪華俳優の登場が大きかったとしても、日プロ大賞が広く知れわたっていくのは文句なしにうれしい。
ただ、既成の映画賞へのアンチテーゼとして始めた日プロ大賞がメジャー化してはいけない。ふんどしも締め直して、映画の多様な魅力を今後も発信していきたい。
(映画ジャーナリスト・大高宏雄)