【2024年人気記事】「これって誘拐ですよね!?」遊んでいたら詰められた!本当にあった恐ろしいご近所トラブル

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コクハク

 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初公開日は同年1月8日。年齢や固有名詞等は公開時のままとなります。
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【毎日3児ママの「身の丈キャリア」道】

 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。

 3人の子どもを抱えながら働くって、思っていたよりも大変! 本連載は子育てをしながらバタバタと過ぎていく毎日の中で、私が感じたことやちょっとした事件(笑)を「働くママのリアル」を通してお伝えします。

ご近所付き合いどうしてる?

 明けましておめでとうございます! 2024年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今年も我が家の珍事件をご紹介しますので、クスッと笑ってもらえれば幸いです。

 前回は「元夫家族との面会」についてお話しました。元夫・家族と「会わせる」「会わせない」に正解はありませんが、私の基準は「子どもたちの気持ち」を優先することです。

 離婚はしたけれど、子どもたちにとってのパパは元夫であり、祖母や叔母であることも覆せない事実。私の個人的な感情で子どもたちと元夫・家族との縁を切ってはいけないなと思うのでした。

 さて話は変わりますが、みなさんはご近所付き合いをしていますか?

 我が家の場合、100世帯超えの分譲住宅地に家を建てたおかげか、同世代の子どもがたくさん! いつも外では賑やかな声が響いています。

子ども同士はすぐに仲良く遊べるようになる
 なかでも、お隣の家にうちの末っ子と同年代の子どもがいるためよく遊びます。普段から仲良くさせてもらっており、お互い気持ちの良い関係を築けているかなと。

 そんなお隣さんですが、実は末っ子とは違う幼稚園に通っています。同じ場所に住んでいても、子どもの特性と幼稚園の方針がぴったり合うところを選ぶのはよくあることです。

 しかし、違う幼稚園でも年齢が近ければ仲良く遊べるのが子ども。その微笑ましい行動が大きなトラブルに発展するなんて知る由もありませんでした…。

 今回は「本当にあった恐ろしいご近所トラブル」についてお話します。

知らないママが玄関前に…我が子が消えた?

 休日のお昼前、私は家で仕事をしていました。夫のひでまるが末っ子を公園に連れ出してくれたおかげで集中しながら取り組むことができそうです。

 しばらくして遊び相手に疲れたのか、夫と中学生の長女がバトンタッチ。2人で家の前で遊んでいました。

 すると近所に住む同じ幼稚園の同級生と出会い、話の流れでうちの長女と末っ子、同級生とそのママさんで公園に行くことになったそう。

 いつも体力無限大な末っ子に付き合ってくれる長女が一緒なら大丈夫か〜と思い、そのまま快く送り出したという経緯を夫から聞きました。

「そこはあなたもついて行ってあげてよ!」と思いましたが、あと少しでお昼ごはんの時間になるため帰ってくるでしょうし、そのまま家で待つことに。

 ややあって、突然、玄関の呼び鈴が鳴りました。

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「うちの子どこに行きました!?」

 ドアモニターを見ると知らない女性が強ばった表情をしながら立っています。不思議に思いながらドアを開けると、開口一番に、

「うちの子どこに行きました!?」

 どういうこと…?

 聞けば女性は近所に住んでおり、小学生のお兄ちゃんと3歳の弟くんがうちの長女と末っ子と一緒に我が家の玄関前で遊んでいたと言います。

 女性は自宅にいたようで、お兄ちゃんはひとりで帰ってきたものの、お兄ちゃんが目を離したすきに弟くんがいなくなってしまったとのこと。

 焦った様子で「どこに行ったか探してください!」と詰問してくる女性。見つかったら連絡をすると伝え、電話番号を控えてその場は解散しました。

 夫にどこの公園に行ったのか聞いてみても、そこは聞いていなかったようで役に立たず…。自転車で近所の公園をしらみ潰しに探しに行きました。

責められるのはこちら側?我が子は自分の責任です

 3カ所目の公園でようやく我が子たちを発見! その中には弟くんらしき小さな子どもの姿も…。

 弟くん(仮)を見つけて安堵したと同時に、先ほどの女性へ電話を掛けると迎えにくるとのこと。女性の到着を待ちながら長女と、末っ子の同級生のママさんからコトの経緯を聞きました。

 いわく、長女と末っ子が我が家の前で遊んでいたところ、例の兄弟が混ざってきて「ママは歯医者に行っている」と話したそうです。

 そこに末っ子の同級生とママさんが合流して公園へ遊ぶ流れに。しかし、お兄ちゃんはフラフラとどこかへ行ってしまい(おそらく家に帰った)、弟くんだけが残りました。

「お兄ちゃんはお家に帰ったのかな? 一緒に帰ったら?」と促しても、弟くんも公園に行きたいと駄々をこね始め、泣くばかりで自宅の住所も場所も分からず、手に負えません。

感動の再会からの…

 同級生のママさん的には小さな子どもを1人にするのは気が引けるため、仕方なく一緒に公園へ連れて行ったということでした。

 一連の行動は善意のものであり、昼前までには公園から戻ってくるつもりだったので大丈夫かと思ったそうです。

 そんな事情を聞く間にも「お腹すいた、のどがかわいた」と盛大にぐずり暴れる弟くん(仮)。たしかに1人にさせたら大変そうな雰囲気が伝わってきます。

 なだめながら待っていると女性が自転車で到着。弟くん(仮)を見つけるや否や、名前を呼びながら抱きしめました。

 その光景に『見つかって良かったなぁ』と思っていたら、女性がこちらを向いて信じられない言葉を吐き捨てたのです!

「これって誘拐ですよね!?」の言葉に戦慄

「見つけてくれてありがとうございます。でも、これって誘拐ですよね!? 小さな子どもが1人でいたら普通家まで届けたり、敷地外に行くなら事前に了承を取りませんか!?」

 女性のブチ切れは止まりません。経緯を丁寧に説明しても、「いつもならお兄ちゃんと一緒に2人で上手に遊んでいる」「着いてきちゃダメと言えばうちの子は素直に帰るはずだ!」「普通は小さな子どもが1人でいたら親が来るまで待つのが常識でしょ?」と責め立てます。

「そもそもあなたが自分の子どもを見ていなかったのが原因でしょ! こちら側は善意で見てあげていたんです」

 同級生のママもあまりの言い分に頭に来たのか、言い合いに突入。収拾がつかなくなり、私が間に入り「自分の子どもは自分で守りましょう」と丸く収めたのですが…。

ご近所トラブルは誰にでもあり得る

 昼過ぎ、女性が我が家に再訪してきます。貸りていたという末っ子のおもちゃを返しに来たのです(ちなみにこちらは貸したつもりはなし)。

 その際も消化不良だったのか、同級生ママの自宅住所を聞いてくる執念じみた行動にゲンナリ。教えずに受け流しましたが、かなり疲労感が残りました。

 もし自分の子どもが同じ状況になった場合、感謝すれど「誘拐された!」と文句を言うなんて考えられません。むしろ迷惑を掛けてしまったと申し訳なく思うはず。モヤモヤした気持ちだけが残る結果となりました。

 そして後から分かったことがもうひとつ。「お兄ちゃんは小学生だ」と女性は言っていましたが、実は末っ子と同い年だと判明。来年から同じ小学校に通うと思うと気が重いです。というか、5歳と3歳を子どもたちだけで遊ばせないで欲しい…。

善意が思わぬトラブルに

 今回は私が直接関わったわけではありませんが、善意から思わぬトラブルに発展することもあるのだなとつくづく感じました。

 長女には今後同じようなことが起こった場合は、私に確認をとる、警察へ相談するように言いましたが、正直判断が難しいところ。結局は関わらないのが一番なのかもしれません。

 ご近所トラブルとしてはかなり珍しい例かもしれませんが、トラブル自体は誰にでも起こりうる可能性があります。

 みなさんも放置された子どもには充分お気をつけくださいね…!

(tumugi・ひでまる/ツレ婚夫婦ライター)

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