武器は“ウザイ” NHK次期大河の命運握るムロツヨシの演技
と、ひとりノリツッコミで複雑な心境を吐露し、緊張感漂う会場の雰囲気を一気に和ませた。
■ひたすらムロツヨシ、ムロツヨシと連呼で売り込み
同大河は、戦国時代に男の名前に変えて城主となった女性「伊井直虎」の生涯を描く。直虎は幕末の大老で知られる井伊直弼の先祖である。ムロが演じるのは瀬戸方久という豪商で、舞台となる井伊谷(現在の静岡県浜松市)で新興勢力の商人という役どころだ。
大河の出演は「平清盛」に続いて2回目。もっとも出番は格段に増えるぶん、ムロの存在感は作品の評判を左右することになるだろう。「カネのためならなんでもやる男を、仕事のためなら何でもやる男が演じます」と力強い抱負。
「芝居の打ち上げや業界関係の飲み会に顔を出しまくり、ひたすらムロツヨシ、ムロツヨシと連呼してうっとうしがられながらも売り込みを続けて『踊る大捜査線シリーズ』の本広克行監督にチャンスをもらったのがスタート。その後は“ウザイ”を逆手にとってのし上がった。しぶといという言葉が似合います」(芸能リポーター)
来年の大河の成否は、大出世したムロツヨシの演技にかかっている。