<最終回>無理やり退院してステージに立った「父の遺言」

「おまえもな、自分の気持ちもええけど、人の気持ちを歌にしてみるのもええと思うよ」
病室に駆けつけると、体中に管をつながれた状態でベッドに横たわり、「危篤」と医師に告げられていた男が「来たんか」とごく普通に目を開いて言った。そして「俺な、看護師さんの歌をつくってんねん」など…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,210文字/全文1,351文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】