師匠の北島三郎も絶句 歌手・和田青児さん語る酒と入院と
師匠や先輩の山本譲二さんたちの前では酒を飲むことすら言っていませんでしたから、仕事が終わって飲み仲間の顔を見るともう、歯止めなくはじけちゃう。安い居酒屋でワインのフルボトルをひとりで10本空け、店の在庫を飲みつくしてしまったり。泥酔していざこざを起こし、大久保病院前の交番にお世話になったのも、一度や二度じゃありません。
カラオケでTUBEの「あー夏休み」とか「ガラスのメモリーズ」を歌い、いい気になった直後に「面白くねえや」と言って、曲の途中でマイクをジョッキにジュボッと漬けて壊してしまうような、最低、最悪の酔っぱらい。
そのままサウナでなけなしの金をはたいて、また師匠のもとに行くんですが、酒臭かっただろうし、体にいいわけがないですよね。日焼けサロンに通っていたから、結果的に黄疸は目立たなくても、うんこが白くなり、おしっこが真っ赤でしたから、自分でもこれはまずいなと思ってました。でも、分かっていても、やめられなかった。身動きひとつとれない絶対安静のベッドで、白い天井を眺めるしかなくても、酒をやめようとか、思いませんでしたね。