上海で「64」大当たりも 邦画に中国全土“外国映画枠”の壁

公開日: 更新日:

 上海は中国の中でも日本映画に関心が高い。それにあわせて、日本の映画界サイドも近年、上海での日本映画上映を着々と進めてきており、それが浸透し始めたことも大きいのだろう。

 上海での人気はうれしい限りだが、実は課題は別のところにある。中国では中国全土での公開に関して「外国映画枠」というのがあり、年間では30本。今はその多くがハリウッド映画で占められていて、日本映画の数は非常に少ない。背景には中国の大企業がハリウッド進出を進めていることがあると思われる。

 日本映画人気の今こそ、もっと食い込む方策を考えてほしいものだが。

(映画ジャーナリスト・大高宏雄)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動