ミヤネ屋で丁々発止 気象予報士・蓬莱大介が語る宮根誠司
■お天気キャスターはイス取りゲーム
気象予報士の資格に合格後はまずテレビのお天気コーナーを分析しました。お天気キャスターはどんな流れで伝えているのか映像を全部録画して、特徴や伝え方、その人が何について何秒しゃべったかを原稿化。予報士って資格を取ってもキャスターになれない人が多いし、イス取りゲームなので差別化も大変なんです。
給料も一般の人がイメージしているよりずっと少ない。森田(正光)さんは年間最高1億円近くもらったらしいけど、僕らはそんなバブルじゃない(笑い)。天達(武史)さんとか他の予報士さんと集まると「番組終わったらどうしよう」という話ばっかり(笑い)。「ミヤネ屋」も、宮根さんがいつ東京に行くかわからないので、僕と藤村さんは「大阪で楽しくやりましょうよ」と引き留めてます。
それでも好きなことを職業にしているので、カネカネ言うのは良くないですね。昔から空を眺めるのが好きで、それがこうやって仕事に生きているわけですから。
逆に、キャスターとして知られるようになったからこその苦労もあります。それはビニール傘を持てなくなったこと。ビニール傘って急に雨が降ってきたときに買うイメージがあるので、僕が持っていると予報が外れたのがバレバレみたいになる。だから、もし急に雨が降ってきて傘がなかったら、そこは甘んじて濡れます。