哀川翔“Vシネ帝王”への第一歩は長渕剛の強引な誘いだった
■ドラマをきっかけにオファー殺到
芸能歴でいうと、「とんぼ」がきっかけで急に俳優のオファーが来るようになり、90年公開のVシネマ「ネオチンピラ 鉄砲玉ぴゅ~」(監督・高橋伴明)で初主演。これが大当たりして、翌年にリリースした「ネオチンピラ続 鉄砲玉ぴゅ~」も大ヒット。それからはテレビと映画、Vシネマでてんてこ舞い。ピークだった97年ごろは主演が10本に助演が12本。現場にいたのが年間320日かな。
2年半先までスケジュールが埋まってて、逆に「こうしたい」「ああしたい」って夢がないってほど忙しかった。
30代後半、まだ体力もあったから、そんなむちゃくちゃもできたんだろうけど。俳優「哀川翔」の生みの親は長渕さん、育ての親は(高橋)伴明さんと言っても間違いじゃない。この2人との出会いは俺の人生にとって、凄く大きかったね。