紅白初出場の市川由紀乃って? 燃え尽き症候群の“過去”も
24日の午前9時過ぎ、取材のため所属レコード会社にいた市川由紀乃(40)は吉報を受け、大号泣。「慌てて着物を着付け、NHKへと向かいました。まだ本人も実感していない」(担当マネジャー)という。
市川は「アンコ椿は恋の花」「さざんかの宿」などで知られる作曲家の故・市川昭介氏に師事し、17歳でデビュー。名字に「市川」をもらった秘蔵っ子だ。歌唱力、七色の声を操る表現力は抜群で評価は高かったが、真面目な性格ゆえ、26歳から4年半、燃え尽き症候群で活動を休止したことも。
しかし、その後は06年に市川昭介氏が生前最後に録音に立ち会ったという「海峡出船」で再出発した。170.5センチと身長は和田アキ子クラスだが「三歩下がって歩くタイプで、本人は“紅白に出たい”なんて絶対口に出せない、“ごほうびがいただければ”というのがやっと」(前出のマネジャー)というほど控えめな性格。
ここ3年休みなしで全国を回っていた市川。去年は出場を逃し「これほど涙が出るかと思うほど泣いた」と語っていたが、今年は周囲の支えもあり、“努力枠″で悲願の初出場を果たした。