朝ドラ女優が自虐演技 相楽樹は“主演作”でひと皮むけるか
もうすぐNHK朝ドラが「べっぴんさん」から「ひよっこ」へとかわる。昨年の「とと姉ちゃん」など、もはや懐かしの一本だ。その「とと姉ちゃん」で主人公・小橋常子を演じていたのは高畑充希(25)。では、次女の鞠子役を務めた女優の名前、言えますか?
正解は相楽樹(22)。背が高くて和風の顔だったという記憶はあるが、街ですれ違った時、「あ、相楽樹だ!」と気がつく自信はない。今期ドラマ「嫌われる勇気」や 「三匹のおっさん3」にも出ていたが、印象は希薄だった。
深夜ドラマ「こんにちは、女優の相楽樹です。」はタイトル通り相楽の初主演ドラマだ。「朝ドラに出たことで有名人気取りだったが、実はほとんど知られていない」女優・相楽樹を本人が演じているところがミソだ。
ある喫茶店ではメイド服姿の店員(ももいろクローバーZの佐々木彩夏)が、「マスクやサングラス、取りな。一般人が全員、芸能人見て興奮すると思ったら大間違いだ!」と一喝。また別の店でも、銀座のママの壇蜜に、「変なプライド捨てて、どんな仕事もちゃんとやりなさい」と諭されてしまう。
ちょっと自虐的なパロディードラマだが、かなり真実を突いている。「とと姉ちゃん」以降、ドラマの脇役も週刊誌のグラビア写真もどこか中途半端な出来だった相楽。
この“主演作”で、ひと皮むけることを祈りたい。