仕事場にもグラス常備 レーモンド松屋「酒は曲作りの友」
ソングライターとして五木ひろし、香西かおり、角川博らのヒット曲を手掛ける超売れっ子のレーモンド松屋さん(65)。曲作りの原動力となっているのが取りも直さず酒だ。傍らには常にギターとグラスがある。
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曲作りはライフワークになっています。基本的に夜、風呂に入り、食後に部屋にこもってハイボールやロック、季節によってはお湯割りを飲みながら、朝まで延々とやるのが基本パターン。酒は「曲作りの友」です。
仕事場はいつでも飲めるようになっていて、ギターもズラッと並べていて、いつでも弾けるようになっています。寝ようかと思って横になった時にアイデアが浮かぶことがあって、そんな時もすぐに作業ができるように、ベッドの周りにもお酒とグラス、ギターは置いてあります。
最大の利点は飲むとイメージが湧いてくることかな。モチーフの背景やキャラに膨らみが生まれて、ストーリーの流れも感動的になる。時々、自分の曲に感動して、泣きながら曲を書いている時があるのですが、そういう時はたいてい酔っぱらっている(笑い)。「お酒の力」とは言いたくないけど、降りてくるものがあるんです。どんどん自分が解放されて、本音のようなものがストレートに出せるようになる。もちろんできた曲に満足して寝たはずが、起きて見直したら「なんだこりゃ?」って時もあるんですけどね(笑い)。