関係者が述懐 安室奈美恵がライブに込めた引退決意の伏線
歌手の安室奈美恵(40)の電撃引退発表から2日。安室ロスが広がっている背景には、彼女の「神がかった仕事ぶり」にもよるところが大きい。コンサートでは一切MCナシ、ひたすら歌い踊り続ける姿は“パーフェクト・ディーバ(歌姫)”と絶賛されていた。コンサートに携わった関係者がこう言う。
「アイドルコンサートと違い、ファンは安室ちゃんのステージの完璧さ、ストイックさを求めていました。振り付けを渡すと、バックダンサーが1曲3時間かかるのに、彼女はたったの20分で振りもフォーメーションも完璧。振付師によっては踊りにくいこともあるはずですが、文句を言ったり、アレンジすることもなく、100%を再現。リハーサル中は一切おしゃべりをせず、無駄な時間をつくらない。かといって孤独を埋めるように、取り巻きを従えてくることもない。ステージに対する姿勢は真摯そのものでした」(ステージ関係者)
沖縄アクターズスクールに合格するも、学費が払えずに辞退。スクール側が特待生として無料で受講させたものの、バス代が払えず、大きなリュックを背負い、往復3時間かけて徒歩で通っていた小学5年生の頃からステージにかける真摯な思いは変わらない。離婚した直後、元夫のSAMにダンスの監修をしてもらっていたのもシンプルに自分のステージにとってベストな選択だった。