著者のコラム一覧
小原玲動物写真家

1961年、東京生まれ。茨城大学人文学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンを経て、フリーランスの報道写真家として活動。アザラシの赤ちゃんとの出合いを機に動物写真家に転身。新著は北海道でのみ生息し、雪の妖精とも呼ばれる体長14センチの小さな鳥「シマエナガ」を追いかけた写真集「シマエナガちゃん」(講談社ビーシー)。

ろくに生活費入れずに借金 それでも「夫婦円満」の秘訣は

公開日: 更新日:

 初婚の妻に対し、小原氏は3度目の結婚。亭主は元気で留守がいいとはよく言ったものだが、「僕の場合、生活費さえろくに入れていない(苦笑い)。一家を養っているのはカミさんで、そのカミさんに借金もしている。先日も取材費用がかさみ50万円のクレジットカードの請求書が届いたんですが、『あなたは引き算もできないの?』と呆れられました……」。

■過去2回の離婚は酒が原因

 昨年出版した「シマエナガちゃん」が予想を超えるヒットとなり、400万~500万円の印税収入があった。だが、常に前借り状態で手元には一切残らないというからいやはや……。「僕みたいなのは結婚しちゃいけないタイプ」と自己分析するが、結婚して20年超、3人の子宝にも恵まれた。夫婦円満の秘訣は?

「僕が酒をやめたことですね。過去2回の離婚は酒が原因。毎晩のように記憶をなくすまで飲んでいました。パスポートやパソコンをなくしたのは数え切れないし、トラ箱も経験した。酔った勢いで暴言を吐き、大きな仕事も失いました。いい加減な僕でもいい加減に懲りて、3度目の結婚を前に酒は断った。それから一滴も飲んでいないんですよ」

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