ジャニが先陣 「チケット高額転売」捜査のメスで変わるか
チケット転売仲介サイト「チケットキャンプ」の運営会社「フンザ」(東京・渋谷区)が商標法違反容疑などで捜索された事件――。フンザは「嵐」や「Hey!Say!JUMP」などのコンサート情報を集めたサイト「ジャニーズ通信」を独自運営し、そこから自社のチケット転売サイトに客を誘導、ジャニーズの商標を不正に利用した疑いだ。
チケットキャンプ(通称チケキャン)は会員約370万人の人気サイトだが、親会社の会員制交流サイト大手「ミクシィ」はチケキャンのサービス停止を発表。ジャニーズ通信も休止となった。
「所属タレントのブログ掲載も画像のネット掲載も全面禁止しているジャニーズ事務所は、チケット転売や商標管理にも厳しく対処することで知られている。ダフ屋の買い占めなどへの対抗策として法制化の動きもある中、ジャニーズが芸能界の先陣を切ってこの問題に取り組んでいくと業界では受け止めている」(芸能関係者)
たしかに嵐などはチケットが1枚10万円以上で売買されるなど高額転売が常態化。事務所としては手をこまねいている場合ではなかったのだろう。