武勇伝は数知れず 宇梶剛士“むちゃ飲み”引退決意の理由
■酒豪・藤原竜也と4時間ガチ飲み
武勇伝ではないですけど、30代の頃、飲んで家に帰る途中、電車内で中年の男性が25~26歳の若い男3人に絡まれていました。電車が駅に止まった瞬間、その男性がホームに突き倒され、頭から血を流しているのを見てすぐさま3人をねじあげ、首ねっこをつかんで大声で駅員を呼びました。早く帰りたいから電車が動かないように片足でドアを押さえて(笑い)。
「悩みがある時や心にドロドロと黒い感情が渦巻いている時は飲まない」というのがボクの主義。だから、30代と40代の時にそれぞれ1カ月間禁酒をやっています。悩みが多かった時期なんでしょうね。
50の坂を越えてからはむちゃ飲みもしなくなりました。というのも、50歳になる前だったか、芸能界の酒豪として知られる藤原竜也くんと京都で寺島進さんを交えて4時間以上ガチで飲んだら、完敗しちゃったんです。彼はとにかく酒量がハンパなく豪快。高校の後輩の東山紀之くんと、山本耕史くんと合わせてボクの知ってる3横綱ですね。
普通の人が人生で飲むお酒の3人分は飲んだから、お酒とはもう仲のいい友だち関係。ムダに酒とケンカする激飲み会からも引退するのが賢明です(笑い)。