バイきんぐ小峠が大出世 CMで仏名優と共演までの苦難の道
小峠はNSC出身で、96年にデビューするも吉本時代は鳴かず飛ばず。ソニー・ミュージックアーティスツに移籍して12年に「キングオブコント」で優勝するまで、16年間にわたって日の目をまったく浴びない時間を過ごした。キングオブコントに出場する当日も朝まで害虫駆除の夜勤バイトをしていたというほどだが、「なんて日だ!」のギャグが受けて徐々にブレーク。
その2年後の14年10月に坂口杏里(27)との交際が発覚し、小峠の名は一気に全国区となった。この交際が「芸人としての大きな転機だった」と、前出の川内氏は続ける。
「坂口さんに対する真摯な言葉や対応で大いに株を上げました。交際の事実はきちんと認めて、答えづらい質問にも『頑張ってほしい』などと逃げずにコメント。時間がなくて答えられない時は舞台袖からでも『しゃべれなくてごめんなさい!』と深々と頭を下げていました。番組で坂口さんのことを散々ネタにされても絶妙の切り返しで更に笑いを誘っていた。それもこれも下積み時代に鍛えた話術があればこそ。そして誰に対しても正直で天狗にならないからこそ、くりぃむしちゅーの有田さんや、古巣の先輩の松本(人志)さんなど事務所の枠を超えて可愛がられているのだと思います」