ディーン・フジオカが覚悟を激白「ニーズがなくなれば…」
「もしも、おカネにゆとりがあったら“人前に出るなんて恥ずかしいからやらない”って言ってたかもしれません。最初のモデルの仕事は、生活するためにやらざるを得ない部分もあったんですが、おかげで吹っ切れた。おいしいフォーが食べたい、このタコ部屋から出るにはどうしたらいいのか。いろいろ考えながら、もらったチャンスにトライする。たまたま出会いに恵まれて、導かれて、その結果、自分のパッションに出合えた」
現在放送中の「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」(フジテレビ系、木曜22時~)は連ドラ初単独主演作だが、それをプレッシャーに感じることは「ない」。仏作家のアレクサンドル・デュマの小説をベースにした復讐劇。児童書の「岩窟王」として知られ、過去には映画化もされている。
ドラマはそれらと時代設定や舞台、登場人物の名前など異なるが、「小説や映画を知っている人も含め、ドラマを見てくれる方々が僕のアプローチが悪いせいでしらけてしまうようなことは絶対したくない」と力強く話す。
主題歌も手がける。全編英語の歌詞で「Echo」と名付けられた楽曲は、ロンドンのクラブシーンでかかる最先端の音楽ジャンル「Wave」をいち早く取り入れたもの。耳馴染みのあるものより、「自分の魂と重ねながらのワンアンドオンリー」精神を大事にしながら制作。仕事で訪れたスイスで宗教戦争にまつわるヨーロッパの歴史を身近に感じ、「絶望の嘆き」というテーマに決めたという。