夏川結衣が明かす“山田組”のお作法「監督の前では無防備」
山田洋次監督による家族ドラマの第3弾が25日公開となる。映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」(松竹系)がそれで、キーパーソンを演じる夏川結衣(49)が「東京家族」(2013年)から4作品目となる山田組について話した。
夏川が演じるのは、3世代同居の平田家で家事を一手に引き受ける専業主婦の史枝。今作では、家に入った泥棒にヘソクリが盗まれ、夫(西村まさ彦)に非難されて家出してしまう役どころだ。
「パート2公開の時に監督から『次回作があるとしたら、次は夏川クンが大変だよ』と言われたんです。からかわれていると思っていたら、本当に大変なことになっていました(笑い)」
カメラを回す本番まで入念なリハーサルを行う山田組。アイロンがけのシーンでは共演者とタイミングを合わせるために、たっぷりと時間を割いたそうだ。
「ワイシャツにアイロンをあてたり、広げたり、振り向いたり、霧吹きしたり。ひとつひとつの動作にせりふがうまく合わせられない。しかも自分だけでなく、憲子さん(蒼井優)、庄太さん(妻夫木聡)、お義母さん(吉行和子)と4人で一緒にシーンを仕上げていかなければいけないのにとても苦労しました。