故・いか八朗さんが明かした “本家”たこ八郎との対面秘話
18歳の時に地元・高知県から上京したいかさんは、22歳で日本マーキュリーレコードに作曲家として入社。その後、俳優に転身し、30代半ばごろからコントや漫談をメインに活動。当時所属していた事務所のマネジャーからたこ八郎にソックリだといわれ、モノマネを始めたものの〈しばらくしてたこさんが怒ってるってウワサを聞いて、挨拶に行ったら“いいよ”と許してくれた〉と、本家との対面エピソードも話していた。
■「テルマエ・ロマエ」で共演、老俳優の菅登未男さんは…
最近では、映画「テルマエ・ロマエ」(12年)、「テルマエ・ロマエⅡ」(14年)で銭湯にいる老人役として出演し、小気味いいスパイスを利かせていた。「当時、いかさんは個人事務所でやっていて、オーディションで役を勝ち取った。うれしそうでした」(Eja9代表の山田大策氏)という思い入れのある作品には、いかさんと同世代の俳優、菅登未男さん(87)も同様に存在感を発揮していたのは記憶に新しい。所属事務所「GMBプロダクション」によると、菅さんはいかさんの突然の訃報に「大変驚いています」(担当者)。2人の共演歴は映画「小川町セレナーデ」(14年)もあり、NHKの土曜ドラマ「トットてれび」(16年)が最後になったという。