室井滋<中>マージャンでの“暴言”が週刊誌連載のきっかけに

公開日: 更新日:

「正式な返事をする前日に、当時の平尾隆弘編集長(のちの文芸春秋社長)や編集部の方々と、大好きなマージャンをすることになったんです。あちらにしてみれば接待マージャンなわけですが、皆さん、お世辞にも上手とはいえなくて……。それでマージャンをやっているそばから『ああ、マージャンがやりたい』なんて、この口がこぼしてしまい、申し訳なく思ったんです。おいしいものをごちそうにもなっていましたしね。かれこれ12年、続けさせていただきました(笑い)」

 原稿は寝る間も惜しんで書いたという。ときには湯船に板を張ってその上で執筆したことも。

「撮影は今も昔も楽しい共同作業ですが、書くことは私が私でいられるように自分自身と向き合う時間でもある。写経のようなものなのかもしれませんね」

 書くことだけではない。存在感は声でも発揮している。03年公開の映画「ファインディング・ニモ」でヒロインのドリーの声優を務め、続編「ファインディング・ドリー」(16年)では主演を務めた。もともと朗読するのが好きで、「お金がなかった若い頃は、友人の出産祝いの代わりに赤ちゃんの読み聞かせ用のテープを作製して贈ったこともある」と振り返る。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」