不倫報道の華原朋美も…夢もカネもない芸能界は社会の縮図
島田紳助が一線を張っていた頃、彼の女とされるタレントが何人もいた。枕営業は昔も今もあるだろう。その最大の目的は仕事を取るためだ。ところが、たとえ仕事を取ったとしても、今の芸能界ではこれまでのように稼ぐことはできなくなっている。
たとえばバラエティー番組。ひな壇に座って、番組を盛り上げるスタジオの「ガヤ」であっても、1本10万円ものギャラがでていた時代は終わった。ちょっと前まで、芸人なら「エンタの神様」などにちょっと出れば、週末の営業で100万円はくだらなかった。それが今はひな壇に座って5万円程度か。「ケタがひとつ違う」という声も聞く。またタレントや芸人の手取りとなると、もっともっと少ない。吉本興業はタレントと事務所のギャラの取り分は1対9。10万円でも1万円しかタレントの懐には入らないのである。
タレントと事務所とのトラブル、契約問題が相次いでいるのは、そうしたご時世だからでもあるだろう。事務所はタレントの商品価値を高め、守るべく、あれこれと力を傾注している。
芽は小さい時に摘み取るのが、スキャンダル対策の秘訣ともいわれる。それには事務所の大きさ、マンパワーが必要で、EXILEの所属事務所のように、打ち上げの飲食店まで自前で用意しているというところまである。