大学生の取材も快諾 原田曜平氏が語る追憶の津川雅彦さん
この写真は僕が慶応大学3年だった1999年、英字新聞部のインタビュー取材で津川雅彦さんを訪ねたときのものです。
当時、英字新聞部では自分の将来の道をどうやって決めたのか、模索したのかをテーマに各界の方々にインタビューを行っていました。マスコミ電話帳を頼りに100人以上に取材をお願いしましたが、学生新聞のインタビューを引き受けてくれる人はなかなかいませんでした。そんな中、快諾していただいたのが津川さん。もちろん、ノーギャラです。
大きな身ぶり手ぶりで自分がなぜ俳優になったかについて熱く語ってくださった津川さん。兄貴(俳優の故長門裕之)は桑田佳祐みたいにブサイクでかわいそう。血筋のハンサムが全部、俺にきたとか、冗談と笑いの絶えないインタビューでしたが、芸能一家に生まれた重圧などについても真剣に語っていただきました。
また、子供の将来の話題になると目を輝かせて、「母親の手作りおにぎりを持って行っちゃいかんディズニーは許せない!」とも。自身でおもちゃ屋を経営するほどロマンチストの一面も垣間見えました。