のん“白旗”…女優オファーなく前所属事務所にお詫びの事情
レプロは今月上旬の面会を認めているが、「あくまで申し入れを受けただけで、何ら解決には至っておりません」と「和解」は否定している。ある芸能関係者の話。
「レプロ側は、のんが来社する情報が事前に漏れていたことに強い不信感を抱いている。和解するにしても、あれだけの騒ぎになった以上、すぐに『どうぞ』とはいかない。再びマネジメントするのか、のんの新事務所との提携という形にするのか、まだ交渉のテーブルにも着いていないのが実情でしょう」
最近の芸能界では、所属タレント名を事務所が商標登録しているのだという。「月給5万円でパンツも買えなかった」などとレプロを激しく批判していたのんが頭を下げた背景には、14年の映画「海月姫」以来、女優としてのオファーがなく、テレビ画面やスクリーンから遠ざかっているという厳しい現実がある。
もちろん、のんが勇気を出して声を上げた意義はあった。のんの独立騒動を契機にタレントと事務所の契約問題が相次いだため、公正取引委員会が大手芸能事務所などを対象に独立や移籍を一方的に制限するなど、独占禁止法に抵触するような不公正な契約が結ばれていないかどうか、調査を始めたと報じられたのが昨年のことだ。前出の城下氏はこう言う。